コラム |
2024.07.06
建物の寿命を左右する外壁塗装。
美しい外観はもちろん、雨風や紫外線などの外的要因から建物を守る重要な役割を担っています。
しかし、塗装の種類によっては、数年で劣化してしまうケースも少なくありません。
そこで今回の記事では、大阪の外壁塗装専門業者が、外壁塗装における「耐候性」についてわかりやすく解説します。
耐候性の重要性
種類
代表的な塗料
耐候性試験
適切な耐候性の選び方
まで、外壁塗装の専門知識を網羅。
外壁塗装の耐候性とは、塗装が劣化することなく、外壁を保護し続ける能力のことを指します。
具体的には、以下の要素に対する耐性を示します。
紫外線は、塗装の退色や劣化を招きます。
雨水は、塗装の剥がれやカビの原因となります。
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風は、塗装の劣化を早め、飛散ゴミによる汚れを招きます。
温度変化は、塗装の伸縮によるひび割れなどを招きます。
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外壁塗装の耐候性が低下すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
塗装の退色や剥がれは、建物の外観を損ないます。
資産価値を低下させます。
雨水や湿気などの侵入により、外壁の腐食や劣化を招きます。
建物の構造体にまで影響を与える可能性があります。
耐候性の低い塗装は、数年で劣化します。
そのため、頻繁な修繕が必要となります。
結果的に修繕費用がかさみます。
外壁塗装の耐候性は、主に以下の種類に分類されます。
一般的な塗装で、5~10年程度の耐候性を持ちます。
シリコン塗料など、耐候性の高い塗料です。
10~15年程度の耐候性を持ちます。
フッ素塗料など、非常に高い耐候性を持ちます。
15年以上程度の耐候性を持ちます。
耐候性、価格、施工性のバランスが良く、最も選ばれている塗料の一つです。
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耐候性が高く、汚れにも強いですが、価格が高めです。
価格が比較的安価ですが、耐候性は低めです。
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外壁塗装の耐候性は、様々な試験によって評価されます。代表的な試験は以下の通りです。
促進耐候性試験: 人工的に光や温度変化を発生させ、塗装の劣化を促進させる試験です。
屋外暴露試験: 実際に屋外に塗装を施し、長期間にわたって耐候性を検証する試験です。
塩水噴霧試験: 塩水を噴射し、塗装の耐塩性や耐腐食性を検証する試験です。
外壁塗装の耐候性は、建物の立地環境、予算、建物の構造などを考慮して選ぶ必要があります。
塩害の影響を受けやすい海沿いの地域では、耐塩性や耐腐食性に優れた塗料を選ぶ必要があります。
日当たりが良い場所は紫外線による劣化が早いです。
そのため、耐候性の高い塗料を選ぶ必要があります。
予算に応じて、耐候性と価格のバランスを考慮する必要があります。
外壁塗装の耐候性は、建物の寿命を左右する重要な要素です。
適切な耐候性の塗料を選ぶことで、建物の美観を維持しましょう。