コラム |
2024.07.03
外壁塗装において、近年注目を集めているのが「親水性塗料」です。従来の撥水性塗料とは異なります。
水を弾くのではなく、膜表面に水膜を形成することで、汚れを浮き上がらせて洗い流す「セルフクリーニング機能」を備えています。
今回の記事では、法人向けに外壁塗装の「親水性」について、メリット・デメリット、種類、選び方、施工方法まで網羅します。
最適な塗料選びをサポートします。
親水性塗料とは、水を弾くのではなく、膜表面に水膜を形成することで、汚れを浮き上がらせて洗い流す「セルフクリーニング機能」を備えた塗料です。
従来の撥水性塗料は、水を弾くことで汚れの付着を防ぎます。
しかし、雨などで濡れた際に汚れが残りやすく、経年劣化による美観の低下が課題でした。
一方、親水性塗料は、水膜を形成することで、汚れを浮き上がらせて洗い流します。
そのため、雨天での自然な洗浄効果が期待できます。
雨天での自然な洗浄効果により、外壁を常に清潔に保ちます。
汚れの付着を抑え、経年劣化による美観の低下を防ぎます。
汚れが落ちやすいため、メンテナンスの手間を軽減できます。
定期的な洗浄頻度が減り、メンテナンスコストを削減できます。
高圧洗浄機の使用頻度が減り、水資源の節約や環境負荷低減に貢献できます。
初期費用:
撥水性塗料に比べて、初期費用が高くなる傾向があります。
施工難易度:
適切な下地処理や塗布方法が必要となり、施工難易度がやや高くなります。
汚れの種類:
油汚れなど、水に溶けない汚れには効果が期待できません。
結露:
水膜が結露の原因となる場合があります。
親水性塗料は、主に以下の2種類に分類されます。
速乾性、耐水性、耐候性に優れ、比較的安価です。
耐久性、耐候性に優れ、汚れ落ちが良好です。
親水性塗料を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。
予算:
初期費用とメンテナンスコストを考慮して、予算に合った塗料を選びます。
外壁素材:
外壁素材に適した塗料を選びます。
立地環境:
汚れの種類や量が多い場合は、汚れ落ちに優れた塗料を選びます。
施工業者:
経験豊富な施工業者を選ぶことが重要です。
親水性塗料の施工方法は、基本的に撥水性塗料と同様です。
下地処理: 汚れや油分を除去し、十分に乾燥させます。
プライマー塗布: 必要に応じて、プライマーを塗布します。
塗料塗布: 刷毛、ローラー、スプレーなどで塗料を塗布します。
乾燥: 塗料を乾燥させます。乾燥時間は、塗料の種類や環境条件によって異なります。
仕上げ: 必要に応じて、上塗り材を塗布したり、研磨したりして仕上げます。
親水性塗料は、適切な下地処理や塗布方法が必要となります。
施工業者選びは慎重に行いましょう。
汚れの種類によっては、効果が十分に得られない場合があります。
結露が発生する可能性があるため、十分な換気を確保する必要があります。
親水性塗料は、初期費用や施工難易度が高いなどのデメリットもあります。
親水性塗料を検討する際には、メリット・デメリットを理解した上で、予算、外壁素材、立地環境などに合った塗料を選ぶことが重要です。
また、経験豊富な施工業者を選ぶことも重要です。
大阪付近で業者をお探しでしたら、お気軽にご相談ください。
わかりやすくご説明をさせていただきます。