▲ 
COLUMN

 コラム

2024.07.03

エポキシ系塗料とは? 驚きの性能と用途を徹底解説!

エポキシ系塗料は、高い耐久性、防食性、接着性を備えた、様々な分野で活躍する汎用性の高い塗料です。

近年では、

  • 環境負荷低減
  • 作業効率化

へのニーズから、ますます注目を集めています。

今回の記事では、

  • エポキシ系塗料の基礎知識
  • 種類
  • 選び方
  • 施工方法

まで、法人向けに詳細情報を網羅します。

エポキシ系塗料とは

エポキシ系塗料は、エポキシ樹脂を主成分とした塗料です。

エポキシ樹脂は、硬化剤と混合することで硬化し、優れた性能を発揮する樹脂です。

エポキシ系塗料の特徴

高い耐久性

  • 摩擦や衝撃
  • 摩耗

に強く、長期間の使用にも耐えられます。

優れた防食性

  • 薬品
  • 塩分

などに強く、錆や腐食を抑制します。

高い接着性

  • 金属
  • 木材
  • プラスチック

など、様々な素材にしっかりと接着します。

電気絶縁性

電気を通さず、電気機器の絶縁材として使用できます。

耐熱性・耐寒性

高温や低温にも強く、過酷な環境でも使用できます。

 

エポキシ系塗料の用途

  • 建築・土木: 橋梁、鉄骨、コンクリート構造物などの塗装
  • 船舶・海洋: 船舶の船体、海洋構造物の塗装
  • 自動車: 自動車部品、車体の塗装
  • 機械: 機械部品、工具の塗装
  • 電気・電子: 電気機器、電子機器の塗装
  • その他: 床材、コーティング材、接着剤など

 

エポキシ系塗料の種類

エポキシ系塗料は、硬化剤の種類や用途によって、様々な種類があります。

代表的な種類は以下の通りです。

溶剤型エポキシ系塗料

溶剤を使って希釈する塗料です。

速乾性が高く、作業性も良いです。

しかし、臭いが強く、環境負荷が高いというデメリットがあります。

水性エポキシ系塗料

水を使って希釈する塗料です。

溶剤型に比べて臭いが少なく、環境負荷も低いです。

しかし、乾燥が遅いというデメリットがあります。

加硬剤型エポキシ系塗料

加硬剤を加えて硬化する塗料です。

溶剤型や水性よりも硬化速度が遅く、作業時間が長くなります。

しかし、仕上がりはより硬く、耐久性に優れています。

二液型エポキシ系塗料

樹脂液と硬化剤を2液に分けて使用する塗料です。

混合してから一定時間内に塗布する必要があります。

しかし、高い性能を発揮します。

一液型エポキシ系塗料

樹脂液と硬化剤が予め混合されている塗料です。

二液型よりも作業性が良く、手軽に使用できます。

一方で、性能は二液型に劣ります。

 

エポキシ系塗料の選び方

エポキシ系塗料を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。

  • 用途: 塗料を使用する場所や目的に合った種類を選ぶ必要があります。
  • 性能: 必要とされる性能(耐久性、防食性、接着性など)を満たしている塗料を選ぶ必要があります。
  • 環境: 作業環境や塗布する素材に適した塗料を選ぶ必要があります。
  • コスト: 予算に合った塗料を選ぶ必要があります。

 

エポキシ系塗料の施工方法

エポキシ系塗料の施工方法は、種類によって異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。

  1. 下地処理: 塗布する表面を清掃し、汚れや油分を除去します。
  2. プライマー塗布: 必要に応じて、プライマーを塗布します。
  3. 塗料の混合: 二液型の場合は、樹脂液と硬化剤を混合します。
  4. 塗布: 刷毛、ローラー、スプレーなどで塗料を塗布します。
  5. 乾燥: 塗料を乾燥させます。乾燥時間は、塗料の種類や環境条件によって異なります。
  6. 仕上げ: 必要に応じて、上塗り材を塗布したり、研磨したりして仕上げます。

 

エポキシ系塗料の施工時の注意点

  • エポキシ系塗料は、硬化後は取り除くことが難しいので、塗布前に十分に準備する必要があります。
  • 塗布中は、換気を十分に行い、手袋やマスクなどを着用して、皮膚や目に触れないように注意する必要があります。
  • エポキシ系塗料は、可燃性なので、火気には十分注意する必要があります。

エポキシ系塗料の代表的なメーカー

エポキシ系塗料を製造している代表的なメーカーは以下の通りです。

  • エポキシ樹脂工業株式会社
  • 東洋インキ株式会社
  • 日塗工業株式会社
  • 関西ペイント株式会社
  • ロックタイトジャパン株式会社

エポキシ系塗料は、汎用性の高い塗料です。

用途や目的に合ったエポキシ系塗料を選ぶことで、最適な性能を発揮することができます。

この情報が、エポキシ系塗料の選定や施工のお役に立てば幸いです。

お問合せ・お見積りはこちらから