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2024.06.14

重防食塗装の種類をわかりやすく解説!メリット・デメリット、用途、選び方まで網羅

橋梁やプラントなどの鉄鋼構造物をサビから守る重防食塗装。

種類によって性能や価格が大きく異なります。

今回の記事では、重防食塗装の種類をわかりやすく解説します。

  • メリット・デメリット
  • 用途
  • 選び方

をご案内しておりますので、最適な重防食塗装を選ぶための参考にしてください。

重防食塗装の種類

重防食塗装は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。

溶剤系重防食塗料

  • メリット: 安価で種類が豊富、乾燥が速い
  • デメリット: 揮発性有機化合物が含まれるため、環境負荷や作業員の健康被害のリスクがある
  • 用途: 橋梁、プラント、鉄骨構造物など

水性系重防食塗料

  • メリット: 溶剤系重防食塗料よりも環境負荷や作業員の健康被害のリスクが低い
  • デメリット: 乾燥が遅い、溶剤系重防食塗料よりも高価
  • 用途: 橋梁、プラント、鉄骨構造物など

エポキシ系重防食塗料

  • メリット: 耐久性、耐化学性に優れている
  • デメリット: 乾燥が遅い、溶剤系重防食塗料よりも高価
  • 用途: 橋梁、海洋構造物、化学プラントなど

ウレタン系重防食塗料

  • メリット: 耐久性、耐候性に優れている、光沢がある
  • デメリット: 乾燥が遅い、溶剤系重防食塗料よりも高価
  • 用途: 橋梁、海洋構造物、自動車部品など

 

重防食塗装の選び方

重防食塗装を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。

  • 使用環境: 屋内か屋外か、沿岸部か内陸部か、など
  • 被塗布物: 鋼材の種類、形状、大きさ、など
  • 必要な性能: 耐久性、耐化学性、耐候性、など
  • 予算: 塗料の種類や施工方法によって費用が大きく異なる

 

重防食塗装のメリット・デメリット

重防食塗装には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットをご紹介します。

耐久性の向上

重防食塗装は、一般塗装よりも耐候性や耐久性に優れています。

そのため、サビが発生しにくく、長期間にわたって構造物を保護することができます。

ライフサイクルコストの削減

重防食塗装は、長持ちするため、塗り替え頻度が低くなります。

結果的に、ライフサイクルコストを削減することができます。

構造物の美観維持

重防食塗装は、サビから構造物を守るだけではありません。

美観も維持することができます。

機能の維持

重防食塗装は、サビによる腐食から構造物を守ることで、本来の機能を維持することができます。

続いて、デメリットをご紹介します。

デメリット

  • 費用が高い
  • 環境負荷がある
  • 作業員の健康被害のリスクがある

重防食塗装は、鉄鋼構造物をサビから守るために重要な役割を果たします。

重防食塗装を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、使用環境や予算などを考慮して、最適な塗装を選ぶことが大切です。

重防食塗装について専門業者に相談することも有効です。

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