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 コラム

2024.06.13

ロープアクセス打診検査:メリット・デメリットと9つのポイント

近年、外壁調査や修繕におけるロープアクセス打診検査が注目を集めています。

足場を組まずに行う打診検査技術です。

従来の足場を組む打診検査工法に比べて多くのメリットがあります。

しかし、デメリットや注意点も存在します。

そのため、導入を検討する際には慎重に判断する必要があります。

今回の記事では、ロープアクセス打診検査のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

事前に知っておくべき9つのポイントを紹介します。

外壁調査や修繕を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ロープアクセス打診検査とは?

ロープアクセス打診検査とは、高所作業車やロープアクセスなどの技術を用います。

足場を組まずに行う打診検査です。

打診検査とは、外壁をハンマーなどで打診します。

タイルやモルタルの浮きなどを調査する検査方法です。

従来の足場を組む打診検査工法に比べて、コスト削減や近隣への影響軽減などのメリットがあります。

近年、技術の発展や安全性の向上により、注目を集めている検査方法です。

 

ロープアクセス打診検査のメリット

ロープアクセス打診検査には、以下のようなメリットがあります。

ロープアクセス打診検査のメリット一覧表

項目 メリット 詳細
コスト削減 足場代が不要 足場代は打診検査全体の費用の中でも大きな割合を占めます
そのため、コスト削減効果は非常に大きい
近隣への影響軽減 足場を組む必要がない 足場を組むと、日当たりや風通しが悪くなったり、景観が損なわれたりする可能性があります
工期短縮 足場を組むための時間がかからない 足場を組むには数日〜1週間程度かかる場合があります
ロープアクセス打診検査であれば当日中に作業が完了することも可能です
環境への配慮 資材の使用量を減らせる 足場を組む必要がないため、資材の使用量を減らすことができます
環境への負荷を軽減します
調査範囲が広範囲 高所作業車やロープアクセスを使用 足場を組む打診検査よりも調査範囲が広範囲
高い精度 熟練した技術者による打診と目視による確認 高い精度で調査を行うことができます
緊急調査にも対応可能 足場を組む必要がない 緊急調査にも迅速に対応
その他 軽量で使いやすい 足場と比べて軽量で使いやすい

補足

  • 上記の表は、ロープアクセス打診検査の主なメリットをまとめたものです。
  • すべての建物に適用できるわけではなく、天候や施工業者の技術などによって、メリットが十分に発揮されない場合もあります。
  • ロープアクセス打診検査を検討する際には、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、慎重に判断することが重要です。

 

ロープアクセス打診検査のデメリット

ロープアクセス打診検査には、以下のようなデメリットがあります。

ロープアクセス打診検査のデメリット一覧表

項目 詳細
適用できない建物がある 複雑な形状や高層の建物の場合、対象にならないケースもあります
天候の影響を受けやすい 風や雨の影響で作業中止の可能性もあります
熟練した技術が必要 経験や知識のない業者は安全性の問題や調査結果の不正確さが懸念されます
騒音が発生する可能性 高所作業車やロープアクセス機材の使用により騒音が発生する場合があります
調査精度が低い場合がある 足場を組む打診検査に比べて調査範囲が狭くなります
費用が高い場合がある 検査対象建物の状況や業者の技術力によって異なります
安全対策が不十分な場合がある 悪徳業者による施工の場合に発生するリスクがあります

補足

上記のデメリットは、すべてのロープアクセス打診検査に当てはまるわけではありません。

経験豊富な業者であれば、これらのデメリットを最小限に抑えることができます。

また、建物の状況や予算に合わせて、打診検査の方法を選択することが重要です。

ロープアクセス打診検査を検討する際には、メリット・デメリットを理解した上で、慎重に判断することが重要です。

 

ロープアクセス打診検査を依頼する際の9つのポイント

ここでは、ロープアクセス打診検査を依頼する際の9つのポイントをわかりやすくご案内します。

経験豊富な業者を選ぶ

ロープアクセス打診検査は、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。

経験豊富な業者は、安全性の高い施工を行うことができます。

具体的な施工方法を確認する

ロープアクセス打診検査には、様々な施工方法があります。

業者によって、使用する機材や施工方法が異なります。

そのため、具体的な施工方法を事前に確認しておくことが重要です。

費用見積もりを比較する

ロープアクセス打診検査の費用は、業者によって異なります。

複数の業者から費用見積もりを取り、比較検討することが重要です。

保証内容を確認する

ロープアクセス打診検査には、保証が付いている場合があります。

保証内容を確認しておくことで、施工後に問題が発生した場合に安心です。

近隣への挨拶について確認する

ロープアクセス打診検査は、近隣への影響が少なくなる工法です。

しかし、念のため近隣への挨拶について業者に確認しておきましょう。

騒音対策について確認する

ロープアクセス打診検査は、騒音が発生する可能性があります。

騒音対策について、業者に確認しておきましょう。

安全対策について確認する

ロープアクセス打診検査は、高所での作業を行うため、安全対策が重要です。

業者の安全対策について確認しておきましょう。

調査目的を明確にする

ロープアクセス打診検査を依頼する前に、調査目的を明確にしておくことが重要です。

調査目的によって、必要な調査項目や調査範囲が異なるためです。

複数の業者から話を聞く

複数の業者から話を聞くことで、それぞれの業者のメリット・デメリットを比較検討することができます。

ロープアクセス打診検査は、メリット・デメリットを理解した上で、慎重に判断することが重要です。

上記の9つのポイントを参考に、自分に合った業者を選ぶようにしましょう。

その他、ロープアクセス打診検査について疑問点があれば、お気軽にお問い合わせください。

弊社では、大阪にてロープアクセスによる外壁塗装を行っております。

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