ロープアクセスは、高所作業を行うための技術の一つです。
足場を組まずにロープを使って作業を行うため、近年注目を集めています。
ロープアクセスを行うためには、ロープを安全に扱うための技術が必須です。
その中でも、結び方は特に重要です。
適切な結び方を知らないと、
といった可能性があります。
今回の記事では、ロープアクセスで必須の8つの結び方を、わかりやすく解説します。
初心者の方でも理解しやすいように、それぞれの結び方の用途や注意点なども詳しく説明します。
ぜひ参考にしてください。
ロープアクセスの結び方
エイトノット(8の字結び)
用途
- ロープの末端処理
- ロープ同士の接続
- ハーネスへの接続
など、最も基本的な結び方
結び方
- ロープを輪っか状にする
- できた輪っかにロープの端を通す
- もう一度輪っかにロープの端を通す
- 両方の端を引っ張る
注意点
- しっかりと締め付ける
- 結び目が左右対称になるように結ぶ
ダブルフィギュアエイトノット(二重エイトノット)
用途
エイトノットよりも強度が高い結び方。
重要な接続箇所などに使用する
結び方
- エイトノットを1回結ぶ
- もう一度同じ場所にエイトノットを結ぶ
注意点
- エイトノットをしっかり結ぶ
- 2つのエイトノットの間隔を狭くしない
バタフライノット(蝶結び)
用途
など
結び方
- ロープを輪っか状にする
- できた輪っかにロープの端を通す
- もう一度輪っかにロープの端を通し、逆方向に引き出す
- 両方の端を引っ張る
注意点
- しっかりと締め付ける
- 結び目が左右対称になるように結ぶ
クローブヒッチ(巻き結び)
用途
など
結び方
- 柱や支柱にロープを巻きつける
- ロープの端を巻きつけた部分の下から通す
- もう一度巻きつけた部分の下から通して、輪っかを作る
- 輪っかの端を引っ張る
注意点
ムンチャックノット(二重巻き結び)
用途
クローブヒッチよりも強度が高い結び方。
重要な固定箇所などに使用する
結び方
- クローブヒッチを1回結ぶ
- もう一度同じ場所にクローブヒッチを結ぶ
注意点
- クローブヒッチをしっかり結ぶ
- 2つのクローブヒッチの間隔を狭くしない
フィギュアエイトノット(フィギュア8の字結び)
用途
など
結び方
- ロープを輪っか状にする
- できた輪っかにロープの端を通す
- もう一度輪っかにロープの端を通し、逆方向に引き出す
- 輪っかの端を引っ張る
- 輪っかの端をさらに輪っかに通す
注意点
- しっかりと締め付ける
- 結び目が左右対称になるように結ぶ
ハンティングノット(狩猟者結び)
用途
ロープを太くしたり、細くしたりする
結び方
- ロープを輪っか状にする
- できた輪っかにロープの端を通す
- もう一度輪っかにロープの端を通し、逆方向に引き出す
- 輪っかの端を引っ張る
- 輪っかの端をさらに輪っかに通す
- 結び目が左右対称になるように形を整える
注意点
ボウラインノット(もやい結び)
用途
輪っかを作る、荷物を吊るすなど
結び方
- ロープを輪っか状にする
- できた輪っかにロープの端を通す
- もう一度輪っかにロープの端を通し、逆方向に引き出す
- 輪っかの端を引っ張る
- 輪っかの端をさらに輪っかに通す
- 結び目が左右対称になるように形を整える
注意点
ロープアクセスで必須の8つの結び方を紹介しました。
これらの結び方をマスターすれば、ロープアクセスを安全に、そして効率的に行うことができます。
ぜひ、今回の記事でご紹介した内容を参考に、ロープアクセスのスキルアップを目指してください。
注意点
- ロープアクセスは、高度な技術と知識が必要な作業です。
- 必ず、経験豊富な指導者のもとで練習し、安全対策を徹底してください。
今回ご紹介した内容が、あなたのロープアクセス学習のお役に立てば幸いです。