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コラム |
2026.05.08
モニエル瓦の主要な製造メーカーは日本モニエル株式会社ですが、同社は2010年に日本市場から撤退しました。
現在は国内での生産が完全に終了しています。
そのため、瓦の割れや欠けが生じた際の純正品の新品入手は極めて困難です。
現在は中古品の活用や、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属材への葺き替えリフォームが主流となっています。
本記事では、大阪を中心に足場なし工法でコストを抑えた施工を展開する株式会社ディーマンが、
廃盤となったモニエル瓦の特徴
正しい見分け方
そして寿命を延ばすための塗装やメンテナンスのポイント
について詳しく紹介します。
モニエル瓦の主要な製造メーカーは日本モニエル株式会社です。
同社は2010年に日本市場から撤退し、現在は国内での生産が完全に終了しています。
そのため、瓦の割れや欠けが生じた際の純正品の新品入手は極めて困難です。
現在は中古品の活用や、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属材への葺き替えリフォームが主流となっています。
モニエル瓦を製造していた日本モニエル株式会社は、日本市場から完全に撤退しました。
要約すると、現在お住まいの住宅に採用されているモニエル瓦はすべて貴重な既存在庫か、あるいは耐用年数を迎える途上の製品であり、新品の流通は存在しません。
メーカーの成り立ち: 日本モニエル社は、世界最大級の屋根材メーカーであるラファージュグループと日本のクボタ(現在のケイミュー株式会社)による合弁企業として設立されました。
日本市場でのシェア: 1980年代から2000年代にかけて、その優れたデザイン性と耐久性から、輸入住宅ブームとともに日本の戸建て住宅市場で高いシェアを誇りました。
製造工程の停止: 2010年の会社解散に伴い、日本国内の全工場での製造ラインがストップし、それ以降はメンテナンス用の部材供給も途絶えています。
ブランドの変遷: 海外では現在もラファージュ・ホルシム(LafargeHolcim)などの巨大企業グループによって製造が続けられていますが、日本国内の規格に合う製品の輸入販売は行われていません。
生産が終了しているため、瓦が1枚割れただけでも修理が困難になるケースが増えており、早期の対策が求められます。
中古品の活用: 解体現場などから回収された中古のモニエル瓦が一部の業者やネットオークションで流通していることがありますが、数に限りがあり、色や形状が完全に一致する保証はありません。
代替品としての金属材: 部分的な差し替えができない広範囲の破損時には、現在主流のガルバリウム鋼板や、より耐久性の高いSGL(エスジーエル)鋼板への葺き替えが推奨されます。
他メーカーの類似品: エビス瓦工業などの他社がかつて製造していた類似の乾式材も存在しますが、モニエル瓦とはジョイント部分の構造が異なるため、互換性がない場合がほとんどです。
特注板金による補修: 瓦が手に入らない場合の応急処置として、板金職人がガルバリウム鋼板を瓦の形状に加工して設置する技術的な対応も検討されます。
モニエル瓦はセメントと砂を主成分とした乾式コンクリート瓦です。
一般的な陶器瓦やスレートとは塗装方法や補修方法が大きく異なります。
要約すると、
瓦の端部分にあたる小口の形状
表面の劣化による粉吹きの有無
これらを確認することで、一般的なセメント瓦やスレートとの違いを明確に判別できます。
モニエル瓦を確実に見分けるための最大ポイントは、瓦の切り口にあたる小口部分の質感にあります。
一般的な粘土瓦やセメント瓦は小口が滑らかに整えられています。
モニエル瓦はコンクリートを成型した際の跡が残り、ギザギザとした凸凹状になっているのが特徴です。
これは、着色剤を含んだセメントの層であるスラリー層を表面に厚く吹き付けて製造される過程で生じる独自の形状です。
屋根に登らなくても、下から双眼鏡やドローンを用いて瓦の重なり目や端部を観察すれば、プロのアドバイザーでなくても比較的容易に判断が可能です。
瓦の表面を指でこすった際に、着色剤が粉状になって付着するチョーキング現象が見られる場合、それはモニエル瓦特有のスラリー層が劣化している証拠です。
色あせと黒ずみ: 表面の防水機能が失われると、瓦が雨水を吸い込んで黒ずんだり、日当たりの悪い箇所に苔や藻が繁殖しやすくなります。
ざらざらとした質感: 指で触れてみて、単なる汚れではなく瓦の地肌が露出して砂のようにザラザラとしている場合は、保護層が著しく低下しています。
断面の確認: 万一瓦が割れている箇所があれば、その断面を確認してください。内部まで同色で着色されている粘土瓦とは異なり、モニエル瓦は表面の数ミリだけが着色されているコンクリートの層であることが分かります。
一部のモニエル瓦には、瓦の裏面や重ね合わせ部分にメーカー特有の刻印や名称が記されているケースがあります。
1980年代から普及し、2010年頃に日本市場から撤退した日本モニエル社の製品であれば、カタログや当時の図面、あるいは既存瓦の形状から品番を特定できる可能性があります。
また、ラファージュやレッドランドといった名称で呼ばれることもありますが、これらはすべて同じ乾式コンクリート瓦の仲間です。
株式会社ディーマンでは、過去の膨大な施工データに基づき、目視だけでなく多角的な視点から屋根材の正体を見分ける無料診断を行っています。
モニエル瓦は、その厚みと立体感により、北欧風や南欧風といった洋風住宅の外観に非常にマッチするデザイン性を持っています。
独特の波形形状: 多くのモニエル瓦は緩やかな波状のカーブを描いており、屋根全体に深い陰影と高級感を与えます。
豊富なカラーバリエーション: 製造当時は、赤茶色やグレー、グリーンなど多種多様な色が販売されており、現在も再塗装によって自分好みの綺麗な外観を再現することが可能です。
素材の重量感: 1枚あたりの厚みが10mm以上あることも珍しくなく、薄いスレート材とは一線を画す重厚な佇まいが魅力です。
モニエル瓦のメンテナンスには、特有の施工手順である高圧洗浄でのスラリー層除去と、専用の塗料選びが欠かせません。
要約すると、洗浄不足のまま塗装を行うと、新しい塗膜が古い粉の上に乗っているだけの状態になります。
短期間で剥がれ落ちる施工不良が発生します。
モニエル瓦の塗装において最も重要な工程は、古いスラリー層を高圧洗浄によって根こそぎ洗い流し、強固な下地を露出させることです。
入念な高圧洗浄の実施: 通常の屋根塗装よりも時間をかけ、必要に応じて2回の高圧洗浄を行い、古いスラリー層を徹底的に除去します。
浸透型シーラーによる下地強化: 洗浄後、スラリー層の残存を確認し、コンクリート内部まで浸透して基材を強化する専用の下塗り材を塗布します。
乾燥時間の厳守: 洗浄後の水分が残っていると膨れの原因になるため、十分な乾燥時間を設けてから次の工程へ進みます。
密着性の確保: 脆弱な層を取り除き、専用のシーラーで固めることで、その後の上塗り塗料との強力な密着性を実現します。
モニエル瓦に適した塗料は、基材の呼吸を妨げず、かつ強力な防水性を発揮するシリコン系やフッ素系の製品です。
水系シリコン塗料: 透湿性に優れ、瓦内部の水分を逃がしながら外部からの雨水を遮断し、結露や塗膜の膨れを防ぐ効果があります。
ラジカル制御形塗料: 紫外線の影響による塗膜の劣化(ラジカル)を抑制し、長期間にわたって綺麗な発色と光沢を維持します。
遮熱機能の追加: 屋根の熱吸収を抑える遮熱塗料を採用することで、夏場の室内温度上昇を緩和し、生活の快適性を向上させます。
カラーシミュレーション: 周囲の景観や外壁塗装の色と調和するモダンな色を選び、住まいの外観デザインを一新することが可能です。
モニエル瓦は一般的な瓦と異なり、塗装の難易度が高いため、経験豊富なプロのアドバイザーによる診断が不可欠です。
劣化度の科学的診断: チョーキングの度合いや瓦の吸水率を測定し、塗装で対応可能か、あるいは寿命による葺き替えが必要かを正しく判断します。
部分的なひび割れ補修: 大きな割れに繋がる前の微細な不具合に対し、防水性の高いコーキング材などで補修を行い、雨漏りを未然に防ぎます。
縁切り(タスペーサー)の実施: 塗装によって瓦同士の隙間が埋まらないよう適切に処理し、雨水の排出経路を確保して屋根裏の腐食を防止します。
10年ごとの定期点検: 塗装後も、紫外線や風雨によるダメージを早期に発見するため、定期的な点検サイクルを構築することが推奨されます。
モニエル瓦の寿命を考える際、屋根単体ではなく外壁やベランダなど、住まい全体の劣化状況を把握することが長期的なコスト削減に繋がります。
要約すると、足場が必要な工事をまとめて依頼することで、トータルでのリフォーム価格を抑えます。
家の耐久性を効率的に向上させることが可能です。
モニエル瓦が寿命を迎えた場合、塗装による維持が難しいケースでは、新しい屋根材への葺き替えやカバー工法を検討する時期となります。
要約すると、現在の瓦を撤去して軽量な金属屋根等に交換する工法は、費用が高くなるデメリットがある反面、住まいの耐震性を劇的に高める理由となります。
葺き替え工事のメリット: 非常に重い瓦屋根からガルバリウム鋼板などの軽量なルーフ材へ変更することで、地震時の揺れを軽減し、建物の基礎への負担を減らせます。
費用の目安と見積もり: 屋根の面積や形状によって価格は変動しますが、一般的な戸建て住宅では150万円から250万円程度が相場と言われています。
断熱・換気性能の向上: 工事の際に最新の断熱材を設置したり、屋根裏の換気棟を新設したりすることで、夏場の暑さを和らげる取り組みも可能です。
業者選びのポイント: インターネットの検索やランキングサイトの情報だけに頼らず、自社施工の実績が豊富な店を探すことが、リフォームの失敗を防ぐコツです。
モニエル瓦は表面の防水性が切れると、カビや苔が繁殖しやすくなります。
これらは見た目だけでなく瓦自体の強度を著しく低下させる要因になります。
要約すると、何年も放置された屋根は、瓦の下にあるルーフィングまで傷んでいることが多く、相談が遅れるほど大規模な補修工事が必要になります。
浸水の危険性: 瓦の割れやズレを別の箇所からの漏水と見間違え、適切な処置が遅れることで、柱や梁が腐食する二次被害に発展する例が広く言われています。
DIYの注意点: 屋根の上での作業はとても危険な所であり、専門的な技術がない状態での取り組みは転落事故や瓦のさらなる破損を招く注意点があります。
外壁との関連性: 屋根から流れる雨水が外壁の劣化を加速させるため、住まいをトータルで診断し、適切なタイミングで各部位の補修を計画することが関係者から強く推奨されます。
塗装によるメンテナンスが困難なほど劣化が進んでいる場合や、耐震性を高めたい場合には、葺き替え工事が有力な選択肢となります。
モニエル瓦から軽量なガルバリウム鋼板などの金属材へ葺き替えを行うことで、屋根の重量を約1/10に軽減します。
住まいの耐震性能を大幅に向上させることが可能です。
要約すると、重いコンクリート瓦を取り除きます。
軽い最新の建材に替えることは、地震の多い日本において最も効果的な防災リフォームの一つです。
モニエル瓦は1平方メートルあたり約40kg以上の重量があります。
建物全体に大きな負荷をかけています。
築30年を過ぎ、下地のルーフィング(防水シート)や野地まで傷んでいるケースでは、塗装を繰り返すよりも、一度瓦をすべて撤去して一新する方が、将来的なメンテナンス費用の総額を抑えられるメリットがあります。
特に、現在主流のカバー工法はモニエル瓦には不向き(重量過多や固定強度の問題)です。
そのため、既存の瓦を下ろす葺き替え工法が推奨されます。
最新のリフォーム現場でモニエル瓦の代替として選ばれている主な屋根材を紹介します。
ガルバリウム鋼板: 耐食性とコストのバランスが良く、最も一般的な選択肢です。
SGL(エスジーエル): ガルバリウムの進化版で、さらに錆に強く、長期保証が付帯する製品が多いのが特徴です。
ハイブリッド瓦(ルーガ等): 樹脂と繊維を混ぜた新素材で、瓦のような厚みと見た目を持ちながら、重量は半分以下という優れた性能を持ちます。
アスファルトシングル: 北米でシェアの高い柔軟な材で、デザイン性が高く、石粒がコーティングされているため傷に強いのがポイントです。
株式会社ディーマンは、大阪を中心に足場を設置しない独自工法により、モニエル瓦のメンテナンス費用を大幅に削減するお手伝いをしています。
当社のロープアクセス工法(足場なし工法)を採用することで、通常15万〜30万円程度かかる仮設足場費用を完全にカットし、その分を高品質な塗料や詳細な点検に充てることができます。
要約すると、狭小地や住宅密集地が多い大阪において、
足場の設置が困難な現場や、予算を抑えて屋根塗装を行いたいという要望に柔軟に対応可能です。
モニエル瓦の塗装は、スラリー層の処理に手間がかかるため、一般的な業者では工賃が高額になりがちです。
しかし、弊社では足場代という大きなコストを削減することで、お客様の負担を軽減しつつ、プロの職人による丁寧な手作業での施工を継続しています。
足場がないことで、工事期間中のプライバシー保護や防犯性の向上というメリットもあります。
戸建て住宅だけではありません。
アパートやマンションのオーナー様からも高い評価を頂いております。
私たちは、工事前の徹底した調査と、完了後の長期的なサポートを企業姿勢として大切にしています。
無料見積りと診断: 現地の状態を写真で記録し、瓦の割れや漆喰の崩れ、雨樋の詰まりまで細かくチェックした報告書を無料で作成します。
火災保険の活用サポート: 台風や強風、雹などの災害被害が原因であれば、火災保険を適用した修繕が可能な場合もあります。
10年以上の施工保証: 使用する塗料の種類に応じ、施工後の不具合に対して責任を持って対応する保証制度を完備しています。
相談窓口: 工事前はもちろん、施工中や引き渡し後も、どんな小さな悩みでも気軽にお問い合わせいただける体制を整えています。
製造メーカーが撤退したモニエル瓦について、お客様からよく頂く質問と回答をまとめました。
Q. モニエル瓦にアスベストは含まれていますか?
A. 基本的に日本モニエル社が製造した乾式コンクリート瓦にアスベストは含まれていません。
ただし、2004年以前に他社で製造された一部のセメント瓦には含まれている可能性があります。
事前の分析調査が安心です。
Q. 自分で塗装(DIY)することは可能ですか?
A. モニエル瓦のDIY塗装は全くおすすめできません。
スラリー層の完全な除去には強力な高圧洗浄機と熟練の技術が必要です。
不完全な施工は数ヶ月での剥離を招くだけではありません。
屋根からの転落という重大な事故の危険があるためです。
Q. 割れた瓦を一部だけ交換できますか?
A. 生産終了品のため、新品の在庫はありませんが、弊社では独自のルートで中古在庫を確保している場合や、代替の板金加工で対応できるケースがあります。
まずは現在の瓦の形状を写真でお送りいただき、状況を確認させてください。
Q. 塗装と葺き替え、どちらが本当にお得ですか?
A. 築年数が20年以内で瓦の割れが少なければ塗装が安価で済みますが、築35年を超えている場合は、今後の雨漏りリスクや耐震性を考え、一度の葺き替えで根本解決する方が、将来的な合計コストは安くなる傾向にあります。
モニエル瓦は、その優れたデザイン性と耐久性から日本の住宅を長年支えてきた優れた屋根材です。
しかし、製造メーカーの日本モニエル社が撤退し、生産が終了している現在、私たち所有者ができることは、定期的な点検と正しい知識に基づいたメンテナンスを継続することに他なりません。
スラリー層の劣化を放置せず、適切な塗装を行うことで、40年、50年と住まいの寿命を延ばすことが可能です。
株式会社ディーマンは、大阪の街で「足場なし工法」という独自のサービスを通じ、多くのモニエル瓦のお家を救ってきました。
屋根の表面がザラザラしてきた、色あせが気になるといった些細なきっかけでも構いません。
後悔しないリフォームを実現するために、まずはプロの無料診断を受けて、住まいの現状を正しく把握することから始めてみてください。
お電話やメール、LINEからのお問い合わせを、スタッフ一同心よりお待ちしております。