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2025.11.04

外壁塗装の塗り残しを絶対に見つける!確認箇所10選と補修クレーム対処法(大阪版)

なぜ「外壁塗装の塗り残し」が大きな問題なのか?

外壁塗装は、お客様の大切なお家の美観を保ち、建物を雨や紫外線による劣化から守ります。

長持ちさせるための非常に重要な工事です。

しかし、高額な費用をかけて依頼したにもかかわらず、塗装が完了した後に「塗り残し」や「ムラ」を発見してしまうというトラブルが発生することは少なくありません。

お客様は、施工後の仕上がりに不安を感じていたり、実際に塗り残しを見つけてしまい、業者への対応や補修方法を知りたいと考えているのではないでしょうか。

特に大阪のような建物が密集している地域では、足場を設置しての作業が難しい場所も多く、塗り残しの可能性が高まります。

今回の記事は、外壁塗装における塗り残しやムラの原因を知識として深く掘り下げました。

施主としてすぐに行える確認方法

手抜き施工を防ぐための優良な業者選びのポイント

上記を、網羅的に解説します。

大阪で塗装工事を検討されているお客様が安心して契約・完了を迎えるための、必須の情報を全て提供します。

塗装の専門会社である私たちが、お客様の不安を解決し、品質の高い仕上がりを実現するための対処法を具体的にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

塗り残し・ムラの発生原因と見つけ方

外壁塗装における塗り残しやムラは、単なる「ミス」で片付けられない、塗膜の寿命や美観に影響する問題です。

その原因と、施主自身でチェックできる確認箇所を理解することが、解決への第一歩となります。

外壁塗装 塗り残しの主な原因は「時間」「見落とし」「手抜き」の3つ

塗り残しやムラが起こる原因は、職人の技術や注意点に大きく依存しますが、主に以下の3つの可能性が考えられます。

【作業時間の不足と乾燥時間の無視】

外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りと、塗料の種類に応じて定められた乾燥時間を必ず守る必要があります。

しかし、契約期間内に工事を終えるために作業を急ぎ、乾燥が不十分なまま重ね塗りを行っているケースもあります。

結果として塗料が密着せず、ムラになったり、剥がれの原因となったりするケースがあります。

【足場や構造による見落とし】

建物の構造上、足場の柱の裏、室外機や給湯器の裏側、軒やベランダの裏など、職人の目から見えにくい場所や、ハケ(刷毛)やローラーが届きにくい狭い部分は、塗り残しが発生しやすい箇所です。

【外壁塗装 手抜き施工】

残念ながら、悪徳業者による意図的な手抜き行為も存在します。

費用を抑えるために塗料を薄く希釈しすぎたり、上塗りを規定の2回行わなかったり、下塗りを省略したりする場合があります。

これらは塗り残しと異なり、塗膜の品質自体を損ねる行為です。

外壁塗装 ムラの判別:塗り回数の不足と希釈のしすぎ

「塗り残し」と似ている問題に「ムラ」があります。

ムラは、塗料の色が均一でなく、濃い部分と薄い部分がある状態です。

【塗り回数の不足】

特に濃い色から明るい色へ変更した際や、塗料の隠蔽力が低い種類の場 合に、規定の3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が行われず、下地の色や以前の塗膜の色が透けて見えてしまうとムラになります。

【塗料の希釈率の違反】

塗料の液を水やシンナーで薄くする際、メーカーが指定する希釈率を超えて薄くしすぎると、塗膜が薄くなり、ムラや耐久性の劣化に繋がります。

これは手抜き工事の典型事例の一つです。

施主が最終確認すべき塗り残しチェック箇所10選

塗装工事完了後、足場が撤去される前に、施主自身または第三者機関が立ち会い、最終確認を行うことが必須です。

特に塗り残しが多い場所を重点的に確認しましょう。

軒の裏側と天井:雨が当たりにくい場所ですが、塗装は必要です。

ベランダ・バルコニーの内側:手すりや笠木の裏、壁と床の継ぎ目。

付帯部分(雨樋・戸袋・破風):外壁と付帯部の境目の細かい部分。

エアコンの配管や室外機の裏:動かすのが難しいため、忘れられやすい場所です。

ガスメーターや水道メーターの裏側:設置物の裏の塗装が残しがちです。

窓枠・サッシの周りと雨戸の枠:養生テープを剥がした後の境目。

玄関ドアや木部(破風や柱):木部や鉄部は外壁と異なる塗料で塗る必要があるため、見落としやすい箇所です。

換気フードや換気口の裏:複雑な構造の部分の裏側。

外壁の入隅(角)や目地の奥:ローラーが届きにくい狭い部分。

下塗りが見えていないか:最終仕上がりの色と下塗りの色が違う場合、色の差で塗り残しを判別しやすいです。

 

塗り残し発見時のクレーム・補修対応ガイド

もし外壁塗装完了後に塗り残しやムラを発見してしまった場合、冷静かつ的確に業者へ連絡しましょう。

補修を依頼する必要があります。

外壁塗装 クレーム:業者への正しい伝え方と連絡のタイミング

塗り残しを見つけた際は、感情的にならず、事実に基づいて連絡を行うことが大切です。

【連絡のタイミング】

塗り残しの確認は、足場が撤去される前の「完了検査」の時に行うのがベストです。

足場が撤去されてしまうと、補修のための費用(足場設置費用)が別途発生します。

業者との話し合いが難しくなる可能性があります。

【クレームではなく「指摘」として伝える】

業者への連絡は、「クレーム」という強い言い方よりも、「この部分に塗り残しがあるように見えますが、確認をお願いできますか?」と丁寧な「指摘」の形で伝える方が、迅速な対応をもらいやすいです。

【証拠(写真)を用意する】

塗り残しがある箇所の写真を何枚も撮っておくことが重要です。

写真には、塗り残し部分と、それが建物のどの場所(例:2階、北側、窓の上)かを判別できるように、少し引いた写真も含める必要があります。

外壁塗装 補修:塗り残しのやり直しと費用の有無

契約内容どおりの施工が行われていない場合、業者には「瑕疵担保責任(契約不適合責任)」があるため、補修は無料で行ってもらえるはずです。

【補修は無償が原則】

塗り残しは、施工不良や施工ミスであり、契約書に記載されている品質を満たしていません。

そのため、足場が残っていれば、業者の負担で再塗装を行い、補修作業を完了させる必要があります。

【足場撤去後の補修費用】

足場撤去後に塗り残しを発見した場合でも、塗装会社の責任である場合が多いため、補修のための費用(足場の再設置費用や高所作業費用)も業者が負担するケースがほとんどです。

ただし、契約書に「完了検査後の指摘は有料」などの曖昧な記載がある場合は、話し合いが難しくなる可能性もあります。

外壁塗装 DIY補修の危険性と専門店への依頼の重要性

小さな塗り残しやムラを見つけた際、「自分で塗る」DIY補修を考える方もいらっしゃいますが、これは注意が必要です。

【DIY補修の危険性】

外壁塗装の補修は、塗料の種類、色(カラー)、ツヤの度合いを正確に合わせる必要があります。

素人が部分的に塗ると、かえってその部分だけが目立ち、美観を損ねる可能性が高いです。

また、高所作業が必要な場合、転落事故などのリスクも高まります。

【専門家への依頼の重要性】

補修は、施工を行った業者に依頼するのが原則です。

もし業者との連絡が取れない

対応に納得できない

こんな場合は、他の信頼できる専門会社に相談しましょう。

費用を支払って修理を依頼することも可能です。

塗装のプロに任せることが、長期的に お家を守るベストな方法です。

 

塗り残し・手抜きを防ぐための業者選びと対策

外壁塗装の塗り残しや手抜き施工を防ぐためには、工事が始まる前の業者選びが最も重要です。

特に大阪で会社を選ぶ際のポイントを解説します。

外壁塗装 業者選び:失敗しないための5つのチェックポイント

優良な塗装業者を選ぶために、契約前に必ずチェックすべき5つのポイントがあります。

施工実績と経験: 大阪での施工実績が豊富で、建物の種類(一戸建て、マンション、木造、コンクリート)に応じた知識と経験がある会社を選びましょう。

塗料の知識と説明: 使用する塗料の種類(シリコン、フッ素、ラジカル制御系など)、耐久性、費用、そして「なぜその塗料を選んだのか」を明確に説明できる専門家であるかが重要です。

見積もり内容の詳細: 「外壁塗装一式」のような曖昧な記載ではなく、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りの塗料名、塗布量、回数、使用する場所が細かく記載されている見積もり書を提出する業者を選びましょう。

保証期間と内容: 施工後の保証期間(目安10年)と、何が保証対象となるか(剥がれ、色あせ、塗膜浮きなど)を書面で確認することが大切です

契約書の重要項目: 工事期間、総費用、支払い条件、補修対応(瑕疵担保責任)に関する記載を入念にチェックし、不安な点は契約前に解消しておきましょう。

外壁塗装 手抜きを未然に防ぐ「施主の関わり方」

塗装工事中の施主の関わり方一つで、手抜きや塗り残しを防ぐ可能性が高まります。

【工程写真の提供を依頼】

塗装会社に、下塗り、中塗り、上塗りの各段階の作業写真を撮ってもらうよう事前にお願いしておきましょう。

特に、足場で見えにくい場所の写真をもらうことで、業者に「しっかりチェックされている」という意識を持ってもらうことができます。

手抜き防止に繋がります。

【現場職人とのコミュニケーション】

現場の職人さんと挨拶を行い、「よろしくお願いします」と伝えるだけでも、職人さんの気分が良くなります。

丁寧な仕事を行ってもらえる可能性が高まります。

職人のモチベーションも品質に影響します。

【途中経過の確認】

施主自身で毎日作業内容を見ることは難しくても、週に1度は進捗状況を確認しましょう。

現場監督に質問するなど、関心を持っていることを伝えることが重要です。

外壁塗装トラブル解決のための第三者機関の活用

万が一、業者との話し合いで解決が難しいトラブルに発展した場合は、中立な立場の第三者機関を活用しましょう。

【消費者センターへの相談】

費用や契約に関するトラブルの際は、お住まいの地域の国民生活センターや消費者センターに相談することが可能です。

【専門機関による診断】

塗膜の剥がれやムラの原因が、施工不良か塗料材の問題か判別が難しく、業者と意見が異なる場合は、日本住宅保証検査機構などの専門機関に調査を依頼することも検討できます。

 

塗り残しゼロを実現する大阪の私たちの独自工法

外壁塗装の塗り残しの多くは、足場の設置や高所作業の難しさから発生します。

大阪を中心に活動する私たちは、この問題を根本から解決する独自技術を提供しています。

足場なし工法による塗り残しリスクの低減

私たちは、高所作業車やロープアクセスを使用した「足場なし工法」による外壁塗装を得意としています。

【確認の容易さ】

足場の構造材が邪魔になる部分がないため、職人が建物の隅々まで移動しやすく、見落としや塗り残しを防ぐことが可能です。

特に、室外機や配管、窓枠などの複雑な部分の裏側にもハケを入れて塗装作業を行います。

【高品質の担保】

足場設置費用を大幅に削減できるため、その分の費用を職人の技術向上や、高品質な塗料の使用に充てることが可能となります。

仕上がりの品質を高めることができます。

塗り残し防止のための徹底した3重チェック体制

私たちは、塗り残しを絶対に防ぐために、作業工程で複数回の確認を行います。

職人自身の確認:塗装作業の度に、塗った部分をその場でチェックし、塗り忘れがないかを確認します。

現場監督による完了検査:各工程の終了時、現場監督が目視や写真で隅々まで確認行い、問題点を発見した場合はすぐに補修を指示します。

施主様立ち会いの最終確認:足場撤去前に、施主様に立ち会い をいただき、塗り残し箇所の有無を一緒に確認し、納得いただいた後に工事完了とします。

大阪の地域特性と塗り残し対策

大阪は、建物が密集している場所も多く、隣の家との隙間が狭い部分(境界部分)での塗装作業が難しくなります。

狭い隙間への配慮: 私たちの足場なし工法は、隣接する建物との間が狭い部分でも、高所作業車やロープで職人が入ることができるため、手作業で隅々まで丁寧に塗ることが可能です。

美観と耐久性の両立: 塗り残しやムラがなく、均一な塗膜が形成されることで、塗料本来の性能(耐久性、防水性)を発揮し、お家を長く美しく保つことができます。

 

まとめ:塗り残しは知識と適切な業者選びで防げる

外壁塗装の「塗り残し」問題は、施工業者の信頼性と技術力が直結する問題です。

塗装後に塗り残しを発見した場合でも、「クレーム」ではなく「指摘」として写真を添えて連絡しましょう。

無償での補修を依頼する方法を知っておくことが大切です。

そして、最も重要なのは、工事前に手抜きや塗り残しのリスクが低い優良な業者を選ぶことです。

見積もり内容の詳細、保証内容、施工実績をしっかり確認しましょう。

信頼できる専門会社に依頼しましょう。

大阪で、足場設置費用を抑え、高品質で塗り残しのリスクを最小限に抑えたい方は、私たちの「足場なし工法」をぜひご検討ください。

建物の構造や劣化状況を詳しく診断し、お客様の不安を解決するためのベストな塗装プランを無料で提案いたします。

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