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コラム |
2025.06.01
「あれ?外壁に、なんか細い線が入ってる…これってひび割れ?」
大阪にお住まいのあなたも、ご自宅の外壁に髪の毛のように細いひび割れを見つけて、不安を感じた経験はありませんか?
もしかしたら、それは「ヘアークラック」と呼ばれるものかもしれません。
「ただの細い線だから、大丈夫だろう…」と軽く見ていませんか?
実は、見た目は小さくても、ヘアークラックの放置は、やがて大切なお家に深刻なダメージを与える可能性があります。
雨漏りや大規模な補修が必要になる原因となることもあるんです。
このコラムでは、大阪で数多くの外壁塗装を手掛けてきた私たちプロの視点から、
ヘアークラックとは具体的にどんなひび割れなのか?
見つけてしまったら放置してはいけない理由とそのリスク
ご自宅の外壁材ごとの特徴と、ヘアークラックの発生原因
気になる補修方法や費用相場、そしてDIYの危険性
といった、あなたが知りたい情報を網羅的に、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、ご自宅のヘアークラックについて正しく理解できるはずです。
安心して適切な対策を講じるための第一歩を踏み出せるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、大切なお家を長く守るための知識を身につけてください。
ヘアークラックとは、外壁に発生する幅0.3mm未満の髪の毛のように細いひび割れのことです。
特にモルタル外壁によく見られます。
サイディング外壁の塗膜にも発生することがあります。
この細さから「大丈夫」と思われがちですが、れっきとした劣化のサインです。
決して無視して良いものではありません。
モルタルなどが乾燥する際に、体積が収縮することで発生します。
これは避けられない現象でもあります。
地震による揺れ
大型車の通行による微細な振動
基礎の沈下
など、建物がわずかに動くことによってひび割れが生じることがあります。
昼夜の寒暖差や季節の移り変わりによって、外壁材が膨張・収縮を繰り返すことで、塗膜に負担がかかり発生します。
塗料の乾燥時間を守らない
下地処理が不十分
といった施工時の問題が原因となることもあります。
外壁のひび割れは、その幅によって「ヘアークラック」と「構造クラック」に大別されます。
幅0.3mm未満の細いひび割れ。
表面の塗膜やモルタルの表面層に発生していることが多いです。
幅0.3mm以上の太いひび割れ。
外壁材の奥深くまで達している可能性があります。
建物の構造自体に影響を及ぼしている危険性が高まります。
ご自身で判断が難しい場合は、メジャーなどでひび割れの幅を測ってみるのも一つの方法です。
しかし、専門家による診断が最も確実な見極め方です。
「細いし、放っておいても大丈夫だろう」とヘアークラックを放置すると、以下のような深刻なリスクに繋がる可能性があります。
ヘアークラックは、髪の毛のように細くても、確実に外壁内部へと繋がる水の通り道となります。
ここから雨水が少しずつ浸入します。
建物の内部で雨漏りを引き起こす原因となります。
天井にシミができたり、壁紙が剥がれたりしたら、すでに内部で劣化が進行している証拠です。
浸入した雨水は、外壁材の下地(木材や金属)を腐食させたり、鉄筋を錆びさせたりする原因となります。
これにより、建物全体の耐久性が著しく低下します。
大規模な補修が必要になる可能性があります。
ヘアークラックは水がたまりやすく、日当たりの悪い場所ではコケやカビが発生しやすくなります。
これらは外壁の美観を損ねるだけではありません。
塗膜のさらなる劣化を促進させます。
外壁カビの原因と対策を徹底解説!放置はNG!適切な掃除方法で美観と建物を守ろう
ヘアークラックから浸入した水分が、外壁の内部で膨張・収縮を繰り返すことで、塗膜が浮き上がります。
広範囲にわたって剥がれてしまうことがあります。
【放置厳禁】外壁の塗膜剥がれの原因と補修方法を徹底解説|費用相場も紹介
このように、ヘアークラックの放置は、お家の寿命を縮めます。
将来的に高額な費用がかかる原因となることを覚えておきましょう。
ヘアークラックは、特に以下の外壁材で発生しやすい傾向があります。
セメントと砂を混ぜたモルタルは、乾燥する際に収縮する性質があります。
ヘアークラックが非常に発生しやすい外壁材です。
経年と共に、細かいひび割れが目立つようになります。
サイディング本体が割れることは稀です。
表面に施されている塗膜が経年劣化によって弾性を失います。
ヘアークラックが発生することがあります。
サイディングの目地部分のコーキング劣化も原因となることがあります。
ご自宅の外壁材の種類を把握しておきましょう。
定期的に点検することが、ヘアークラックの早期発見に繋がります。
ヘアークラックの補修は、軽度なものでもプロに任せるのが安心です。
主な補修方法は以下の通りです。
ヘアークラックのような細いひび割れには、微弾性塗料(フィラー)と呼ばれる下塗り材が有効です。
これは、微細なひび割れに追従する柔軟性があります。
ひび割れを埋めながら、その上に塗る仕上げ塗料の密着性を高める効果があります。
費用相場
外壁塗装全体の費用に含まれることが多く、塗装工事の単価として1㎡あたり2,500円~3,500円(微弾性塗料+上塗り2回の合計)が目安です。
ひび割れの幅が0.3mm~1.0mm程度の比較的軽いクラックであれば、弾力性のあるコーキング材を注入して補修することがあります。
費用相場
1mあたり500円~1,500円程度が目安です。
これらの補修は、通常、外壁塗装工事の際の下地処理として行われます。
ヘアークラックが広範囲に発生している場合は、外壁全体の塗装工事を行うのが最も効果的です。
結果的に費用を抑えることにも繋がります。
「ちょっとしたひび割れなら、自分で補修しようかな…」とお考えの方もいるかもしれません。
しかし、ヘアークラックのDIY補修は、以下の理由から絶対におすすめできません。
高所作業の危険性
外壁の補修は、足場がないと危険な高所作業になることがほとんどです。
転落事故のリスクが非常に高く、命に関わります。
適切な原因の見極めが困難
そのひび割れが本当にヘアークラックなのか
それともより危険な「構造クラック」なのか
素人では正確に見極めることができません。
適切な材料選びと施工技術の難しさ
外壁材の種類やひび割れの状態に合った塗料や補修材を選定しなければいけません。
さらに、適切な下地処理を施します。
最後に、ムラなく施工するには専門知識と熟練の技術が必要です。
自己流の補修では、かえって劣化を早めたり、雨漏りを悪化させたりする原因になりかねません。
保証がない
プロに依頼すれば施工後の保証がありますが、DIYでは当然ありません。
万が一、補修箇所から雨漏りが再発しても、全て自己責任となります。
大切な建物を守るためにも、ヘアークラックの補修は専門業者であるプロに任せるのが賢明です。
大阪でヘアークラックの補修や外壁塗装を検討されているなら、信頼できる業者選びが非常に重要です。
大阪での実績が豊富か
地元の気候や建物の特性を熟知している大阪の地域密着型の業者は、より的確な診断と提案をしてくれます。
専門知識と診断力があるか
ヘアークラックなのか、それともより深刻なクラックなのかを正確に見極めてもらいましょう。
原因を特定できる専門家であるかを確認しましょう。
現地調査を丁寧に行ってくれるのか
写真を撮って詳しく説明してくれるのか
業者をさまざまな角度から比較して選びましょう。
見積もり内容が明確か
「ヘアークラックの補修」と一言で言っても、使用する塗料や工法、費用は様々です。
どの工程にどれくらいの費用がかかるのか
詳細な内訳が明確な見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
保証やアフターフォローはどうか
施工後の保証
定期的な点検
などのアフターフォローがあるかを確認しましょう。
相談しやすい対応か
疑問や不安に対して、親身になって分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
外壁塗装工事は、お家を長持ちさせるための大切なメンテナンスです。
費用だけで判断せず、安心して任せられるプロの業者を見つけてください。
この記事では、「ヘアークラックとは」という疑問から、
その原因
放置によるリスク
補修方法
費用相場
そしてDIYの危険性
までを詳しく解説しました。
ヘアークラックは、見た目は細くても、雨漏りや建物の劣化に繋がる可能性を秘めた、無視できないひび割れです。
早期に発見し、適切な対策を講じることが、大切なお家を長く守ります。
将来的な高額な修理費用を抑えるための鍵となります。
「うちの外壁のヘアークラック、もしかしたら危険かも?」
「どの補修方法が最適なんだろう?」
「費用はどれくらいかかるの?」
もし、少しでもそう感じたなら、大阪の外壁塗装専門業者である私たちにご相談ください。
私たちは、お客様の大切な建物を安心して任せていただけるよう、経験豊富なプロが無料で外壁診断を行います。
ヘアークラックの状態や原因を正確に見極めます。
最適な補修・塗装工事をご提案させていただきます。
もちろん、無理な営業は一切行いませんので、ご安心ください。
大阪の皆さま、ご自宅のヘアークラックを見つけて不安を感じたら、まずは私たちプロの無料診断をご利用ください。
どんな小さなひび割れでも、気になることがあればお気軽にご相談ください。
私たちプロが、あなたの安心をサポートいたします。