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2025.05.02

3階建ての足場費用はいくら?相場・計算方法・抑えるコツまでプロが解説

「3階建ての足場費用は、一体いくらかかるのだろう?」

3階建てのお住まいの外壁塗装をご検討されているあなたは、足場費用について様々な疑問や不安をお持ちではないでしょうか。

外壁塗装工事において、足場の設置は安全かつ高品質な施工を行う上で欠かせません。

弊社では、足場なしの外壁塗装も行っております。

足場代の費用は決して安くありません。

特に3階建てとなると、2階建てに比べて足場費用が高くなる傾向にあるため、

「相場はいくら?」

「どうやって計算されるの?」

「少しでも安く抑える方法はないの?」

といった疑問をお持ちの方も多いはずです。

ご安心ください。

今回の記事では、3階建ての足場費用に関するあなたの疑問を全て解決します。

外壁塗装・足場工事のプロフェッショナルが、

足場費用の相場や計算方法

費用を左右する要因

賢く費用を抑えるための具体的な方法

まで、分かりやすく丁寧にご解説します。

この記事を最後までお読みいただければ、3階建ての足場費用の適正価格を把握できます。

安心して外壁塗装工事を依頼できるようになるでしょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

3階建ての外壁塗装に足場はなぜ必要?

まず、なぜ外壁塗装に足場が必要なのか、

その理由をご説明します。

足場は、単に職人が昇り降りするためのものではありません。

安全性の確保

高所での作業となります。

足場があることで職人が安全に作業できます。

落下事故などを防ぐために不可欠です。

作業効率の向上

安定した足場があることで、職人は両手を使って作業に集中できます。

塗装の塗りムラや塗り残しを防ぎます。

作業効率が大幅に向上します。

品質の向上

建物全体を近くで確認しながら作業できます。

細部まで丁寧に、均一な塗膜を形成することができます。

近隣への配慮

塗料の飛散防止ネットなどを設置することで、近隣のお住まいや通行人への塗料の飛散を防ぎます。

特に3階建てのように高さのある建物の場合。

これらの理由はより重要になります。

安全で高品質な外壁塗装を実現するためには、足場設置は必須と言えるでしょう。

3階建ての足場費用相場はいくら?

では、気になる3階建ての足場費用相場について見ていきましょう。

足場費用は、

建物の大きさや形状

使用する足場の種類

によって変動します。

一般的な目安としては以下のようになります。

3階建ての足場費用の相場は、一般的に1平方メートルあたり800円~1,500円程度が目安とされています。

ただし、これはあくまで足場架面積あたりの単価です。

建物の延床面積や坪数とは計算方法が異なります。

建物の規模で言うと、延床面積30坪~40坪程度の3階建て住宅の場合、足場費用は約25万円~40万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

ただし、これはあくまで概算であり、後述する様々な要因によって費用は変動します。

足場費用の計算方法と内訳

足場費用は、「足場架面積(m²)× 足場単価(円/m²)」で算出されるのが一般的です。

足場架面積

建物の外周に沿って足場を設置する面積のことです。

一般的には、「建物の外周の長さ × 建物の高さ」で計算されます。

正確には、窓の大きさなども考慮して算出されます。

大まかな目安としては「延床面積の1.2~1.4倍程度」とされることが多いです。

3階建ての場合、高さがある分、足場架面積も大きくなります。

足場単価

1平方メートルあたりの足場設置・解体にかかる費用です。

足場の種類や業者の手間などによって異なります。

足場費用の内訳としては、主に以下の項目が含まれます。

足場の設置・解体費用: 足場の部材の運搬、組み立て、解体にかかる費用。

養生ネット設置費用: 塗料の飛散防止のために足場の外側に張るネットの費用。

運搬費用: 足場部材の現場への運搬にかかる費用。

その他諸費用: 申請費用や保険料などが含まれる場合があります。

 

足場の種類と費用への影響

足場にはいくつか種類があり、使用する足場によって単価や費用が変動します。

単管足場

単管と呼ばれる鉄パイプを組み合わせて作る足場です。

比較的コストが安いですが、組み立てに手間がかかり、安全性や作業スペースの面で他の足場に劣ります。

3階建ての住宅密集地など、狭い場所での設置に適している場合があります。単価は比較的安価です。

【外壁塗装の足場代】単管足場のメリット・デメリットとは?費用を抑える秘訣も解説

くさび式足場(ビケ足場など)

ハンマーで部材を緊結していく方式の足場です。

組み立て・解体が比較的容易で、強度も高く安全性に優れています。

多くの外壁塗装工事で採用されており、3階建ての住宅にも適しています。

単価は単管足場よりやや高めです。

外壁塗装の「くさび式足場」とは?特徴、メリット・デメリット、費用まで徹底解説!

枠組み足場

主要な部材がユニット化されています。

高層建築など大規模な工事に多く使われます。

頑丈で安定感がありますが、部材が大きく搬入経路を確保する必要があります。

一般的な3階建て住宅の外壁塗装ではあまり採用されません。

単価は比較的高価です。

枠組み足場【外壁塗装】「枠組足場」とは?特徴、メリット・デメリット、くさび式足場との違い、費用を解説

一般的に、3階建ての住宅外壁塗装では、安全性と作業効率のバランスが良いくさび式足場が採用されるケースが多いです。

3階建ての足場費用を左右する要因

3階建ての足場費用は、前述の足場架面積や足場単価だけでなく、様々な要因によって変動します。

建物の形状

凹凸が多い複雑な形状の建物

屋根が急勾配な場合

などは、足場の設置に手間がかかります。

費用が高くなる傾向があります。

「うちの家、凹凸が多い?」複雑な形状の建物と外壁塗装の足場代を解説!

立地条件

敷地が狭い

隣家との間隔が狭い

傾斜地にある

など、足場部材の搬入や組み立てが困難な場所では、作業時間が増えたり特殊な部材が必要になったりします。

費用が割増しになることがあります。

住宅密集地なども同様です。

作業内容

外壁塗装だけでなく、屋根塗装やコーキングの打ち替えなども同時に行う場合。

足場の設置範囲が広くなる

作業期間が長くなる

ことで費用が増加することがあります。

時期

繁忙期などは予約が取りにくく、費用がやや高くなる可能性もゼロではありません。

業者の方針

業者によって足場単価の設定や諸費用の計上方法が異なります。

 

3階建ての足場費用を抑えるためのポイント

高額になりがちな3階建ての足場費用を、賢く抑えるためのポイントをご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から相見積もりを取ることで、足場費用の相場感を把握できます。

極端に高い、あるいは安すぎる業者には注意が必要です。

「足場架面積」と「単価」を確認する

見積もり書には、足場架面積と単価が明記されているか確認しましょう。

これらが明確でない業者は避けた方が無難です。

不要なオプションがないか確認する

見積もりの中に、本当に必要なのか分からない項目がないか確認しましょう。

不明な点は業者にしっかりと質問することが大切です。

他の工事とまとめて行う

外壁塗装と同時に屋根塗装やベランダ防水など、他のメンテナンス工事も検討しましょう。

一度足場を組んでしまえば、他の工事をする際の足場費用はかからないため、トータルコストを抑えることができます。

DIYは基本的に不可能

足場設置は専門的な知識と技術、そして資格が必要です。

安全面からDIYは絶対に避けましょう。

地域密着型の業者を検討する

地域密着型の業者は、移動距離が短いため運搬費用などが抑えられる場合があります。

また、地域の特性に詳しいため、適切な足場計画を立ててくれる可能性が高いです。

 

見積もりを見る際の注意点【適正価格を見抜く】

受け取った見積もり書をチェックする際には、以下の点に注意して適正価格を見抜きましょう。

足場架面積と単価が明確か

最も重要な点です。これらの記載がない見積もりは不親切であり、後々のトラブルの原因になる可能性があります。

使用する足場の種類が明記されているか

どのような種類の足場を使用するのか確認しましょう。

諸費用が明確か

運搬費用や申請費用などが、「一式」でまとめられていないか確認しましょう。

何にどれくらいの費用がかかるのかを把握することが重要です。

極端に安すぎないか

相場からかけ離れて安すぎる場合は、手抜き工事や安全性に問題がある足場を使用するなどのリスクが考えられます。

安さだけで業者を選ぶのは避けましょう。

契約前に疑問点を全て解消する

見積もり内容で不明な点があれば、契約前に必ず業者に質問し、納得いくまで説明を受けましょう。

 

3階建ての足場費用に関するQ&A

Q1:足場なしで外壁塗装はできますか?

A1:原則として、3階建ての外壁塗装を足場なしで行うことは、安全面からも品質面からも非常に困難であり、推奨されません。高所作業には必ず安全な足場が必要です。

Q2:足場費用は交渉できますか?

A2:足場費用は部材費や人件費がかかるため、大幅な値引きは難しい場合が多いです。ただし、複数の業者から見積もりを取ることで、価格競争が働き、結果的に費用を抑えられる可能性はあります。

Q3:足場設置期間はどのくらいですか?

A3:建物の規模や形状にもよりますが、3階建ての場合、足場の設置に1日~2日、解体に半日~1日程度かかるのが一般的です。外壁塗装工事全体の期間は、建物の大きさや天候などによって異なりますが、2週間~3週間程度が目安となります。

Q4:足場費用込みの外壁塗装パックはお得ですか?

A4:一見お得に見えるパック料金でも、足場費用が適正価格で含まれているかを確認することが重要です。「足場費用込み」とだけ書かれている場合は、足場架面積や単価を確認し、相場と比較検討しましょう。

まとめ:3階建ての足場費用は適正価格を知ることが重要

3階建ての外壁塗装における足場費用は、工事全体の費用の中でも大きな割合を占めます。そのため、「高いな…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、足場は職人の安全と工事の品質を守るために不可欠なものです。

この記事で解説したように、3階建ての足場費用は建物の規模や形状、足場の種類、立地など様々な要因で変動します。適正価格を知り、複数の業者から見積もりを取ることで、費用を抑えつつも安心して工事を任せられる業者を見つけることができるでしょう。

足場費用に関する疑問や不安がある場合は、遠慮なく専門業者に相談することが大切です。

弊社では、3階建ての足場費用についても、丁寧にご説明しております。

お客様にご納得いただける安心価格でのご提案を心がけております。

3階建ての外壁塗装をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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