▲ 
COLUMN

 コラム

2024.10.02

【外壁塗装】油性シリコン塗料の特徴を徹底解説!メリット・デメリットも詳しく解説

外壁塗装でよく耳にする「油性シリコン」。

シリコン塗料の中でも油性タイプは、その高い耐久性と美しい仕上がりから人気を集めています。

しかし、油性シリコン塗料には、水性シリコン塗料とは異なる特徴や注意点があります。

今回の記事では、

油性シリコン塗料の特徴

メリット・デメリット

をわかりやすく解説します。

外壁塗装の選び方のヒントを提示します。

油性シリコン塗料とは?

油性シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とします。

有機溶剤で希釈された塗料です。

シリコン樹脂の持つ優れた耐久性に加え、油性ならではの密着性と耐候性を兼ね備えています。

油性シリコン塗料の種類

その種類としては、主に1液型と2液型に分けられます。

1液型油性シリコン塗料

特徴: 硬化剤がすでに配合されています。

開封してすぐに使用できます。

作業性が良く、手軽に塗ることができます。

メリット

作業性が高い

価格が比較的安い

デメリット

耐久性が2液型に比べてやや劣る

環境への負荷が大きい

用途

一般住宅の外壁塗装

リフォーム

など、比較的短期間での塗り替えを想定している場合に適しています。

2. 2液型油性シリコン塗料

特徴: 主剤と硬化剤が別々になっています。

使用前に両者を混ぜ合わせる必要があります。

メリット

耐久性が高い

密着性が優れている

耐候性が高い

デメリット

作業性が1液型に比べてやや劣る

価格が1液型に比べて高い

用途: 長寿命を求める場合、厳しい環境下での使用、高品質な仕上がりを求める場合に適しています。

1液型と2液型の比較

項目 1液型油性シリコン塗料 2液型油性シリコン塗料
硬化剤 混合済み 別途混合
作業性 高い やや低い
耐久性 やや劣る 優れている
密着性 やや劣る 優れている
価格 安い 高い
環境負荷 大きい 小さい

その他の分類

油性シリコン塗料は、上記以外にも様々な種類があります。

フッ素樹脂配合塗料: フッ素樹脂を配合することで、さらに高い耐久性と低汚染性を実現した塗料です。

無機系セラミックシリコン塗料: セラミック成分を多く含み、耐候性、耐アルカリ性、耐薬品性などに優れています。

油性シリコン塗料の特徴

耐久性

紫外線や雨風にも強い: シリコン樹脂が塗膜を強化し、紫外線や雨風による劣化を抑制します。

長寿命: 一般的な塗料と比較して、長寿命なため、塗り替えの頻度を減らすことができます。

低汚染性

汚れが付きにくい: 塗膜表面が緻密で滑らかであるため、汚れが付着しにくく、雨水で洗い流されやすいです。

美観

塗膜の平滑性: 塗膜が平滑で美しい仕上がりになります。

光沢のある仕上がり: 光沢があり、高級感のある外観になります。

 

油性シリコン塗料のメリット

密着性が良い

下地への密着性が強いため、剥がれにくいという特徴があります。

耐候性が高い

紫外線や温度変化にも強く、長期間にわたって性能を維持します。

 

油性シリコン塗料のデメリット

臭いが強い: 有機溶剤を使用しているため、塗料の臭いが強く、施工中は換気が必要です。

乾燥時間が長い: 水性塗料に比べて乾燥時間が長いです。

環境への負荷: 有機溶剤を使用するため、環境への負荷が大きいという側面があります。

火気厳禁: 有機溶剤を使用しているため、火気に注意する必要があります。

 

油性シリコン塗料を選ぶ際の注意点

施工業者

技術力のある信頼できる業者を選びましょう。

塗料の品質

正確な商品名やメーカーを確認し、品質が保証された製品を選びましょう。

保証期間

保証期間を確認し、万が一の場合に備えましょう。

環境への配慮

環境に配慮した塗料を選ぶことも検討しましょう。

 

油性シリコン塗料と水性シリコン塗料の違い

項目 油性シリコン塗料 水性シリコン塗料
希釈液 有機溶剤
乾燥時間 長い 短い
臭い 強い 弱い
環境への負荷 大きい 小さい
密着性 高い 高い
耐久性 高い 高い
低汚染性 高い 高い
価格 やや高め やや安め

油性シリコン塗料は、耐久性、美観、密着性など、多くのメリットを持つ塗料です。

しかし、臭いが強く、乾燥時間が長いなどのデメリットもあります。

外壁塗装を検討する際は、

建物の状態

ご自身の予算

環境への配慮

などを考慮してください。

専門業者と相談しながら最適な塗料を選びましょう。

お問合せ・お見積りはこちらから