コラム |
2024.09.06
「漆喰の壁は美しいけど、どうすれば長持ちするの?」
「どんな塗料を選べば良いの?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
漆喰は、自然素材ならではの風合いが魅力です。
しかし、経年劣化によってひび割れや剥落が起こりやすいという特徴があります。
今回の記事では、
漆喰の特性を踏まえた適切な外壁塗装の方法
選ぶべき塗料
についてわかりやすく解説します。
漆喰は大きく分けて、和漆喰と西洋漆喰に分類されます。
日本の伝統的な漆喰で、主に消石灰を主原料としています。
本漆喰: 消石灰に麻や藁などを混ぜて作られ、耐久性が高く、古くから城や寺社に使われてきました。
土佐漆喰: 高知県で伝統的に作られてきた漆喰で、ワラを混ぜて発酵させることで、独特の光沢と強度を持ちます。
琉球漆喰: 沖縄で古くから使われてきた漆喰で、生石灰とワラを混ぜて作られます。耐久性が高く、台風が多い沖縄の気候に適しています。
既調合漆喰: 工場であらかじめ調合された漆喰で、手軽に使えるのが特徴です。
ヨーロッパで生まれた漆喰で、和漆喰に比べて種類が豊富です。
イタリア漆喰: 滑らかな質感と光沢が特徴で、高級感があります。
スペイン漆喰: 荒削りで素朴な風合いが特徴で、歴史的な建造物によく見られます。
フランス漆喰: 色彩が豊かで、多彩な表現が可能です。
漆喰には、以下のような特徴があります。
空気中の湿度を調整する働きがあります。
快適な室内環境を保ちます。
長く使える耐久性があります。
適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。
細菌やカビの繁殖を抑える効果があり、清潔な環境を保ちます。
自然素材で作られているため、人体に優しく、環境にも配慮できます。
色や塗り方によって、様々な表情を出すことができます。
種類 | 特徴 |
---|---|
本漆喰 | 耐久性が高く、古くから日本の伝統的な建物に使われてきた |
土佐漆喰 | ワラを混ぜて発酵させることで、独特の光沢と強度を持つ |
琉球漆喰 | 耐久性が高く、沖縄の気候に適している |
既調合漆喰 | 手軽に使える |
イタリア漆喰 | 滑らかな質感と光沢が特徴 |
スペイン漆喰 | 荒削りで素朴な風合い |
フランス漆喰 | 色彩が豊かで、多彩な表現が可能 |
住宅
店舗
オフィス
など、建物の用途によって適した漆喰の種類が変わります。
古民家風の落ち着いた雰囲気にしたいのか、モダンな雰囲気にしたいのかなど、好みのデザインに合わせて選びましょう。
漆喰の種類や施工方法によって、費用は大きく異なります。
地域の気候や風土に合った漆喰を選ぶことが大切です。
自然素材ならではの風合い、調湿性、断熱性、抗菌性
ひび割れ、風化、コケやカビの発生
建物の寿命を延ばす、美観を保つ、防水性・防汚性を高める
漆喰のアルカリ性を中和し、塗料の密着性を高める
漆喰の呼吸を妨げず、湿気を逃がす
漆喰の風合いを損なわず、環境にも優しい
漆喰の補修や塗装には、高度な技術を持った左官職人の手が必要です
ひび割れの補修、汚れ落としなど、丁寧な下地処理が大切
塗装の寿命を延ばすためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です