▲ 
COLUMN

 コラム

2024.09.06

漆喰外壁の塗装ガイド!歴史的建造物にもおすすめ

「漆喰の壁は美しいけど、どうすれば長持ちするの?」

「どんな塗料を選べば良いの?」

そんな悩みをお持ちではありませんか?

漆喰は、自然素材ならではの風合いが魅力です。

しかし、経年劣化によってひび割れや剥落が起こりやすいという特徴があります。

今回の記事では、

漆喰の特性を踏まえた適切な外壁塗装の方法

選ぶべき塗料

についてわかりやすく解説します。

漆喰の種類

漆喰は大きく分けて、和漆喰西洋漆喰に分類されます。

和漆喰

日本の伝統的な漆喰で、主に消石灰を主原料としています。

本漆喰: 消石灰に麻や藁などを混ぜて作られ、耐久性が高く、古くから城や寺社に使われてきました。

土佐漆喰: 高知県で伝統的に作られてきた漆喰で、ワラを混ぜて発酵させることで、独特の光沢と強度を持ちます。

琉球漆喰: 沖縄で古くから使われてきた漆喰で、生石灰とワラを混ぜて作られます。耐久性が高く、台風が多い沖縄の気候に適しています。

既調合漆喰: 工場であらかじめ調合された漆喰で、手軽に使えるのが特徴です。

西洋漆喰

ヨーロッパで生まれた漆喰で、和漆喰に比べて種類が豊富です。

イタリア漆喰: 滑らかな質感と光沢が特徴で、高級感があります。

スペイン漆喰: 荒削りで素朴な風合いが特徴で、歴史的な建造物によく見られます。

フランス漆喰: 色彩が豊かで、多彩な表現が可能です。

 

漆喰の特徴

漆喰には、以下のような特徴があります。

調湿性

空気中の湿度を調整する働きがあります。

快適な室内環境を保ちます。

耐久性

長く使える耐久性があります。

適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。

抗菌・消臭効果

細菌やカビの繁殖を抑える効果があり、清潔な環境を保ちます。

自然素材

自然素材で作られているため、人体に優しく、環境にも配慮できます。

多彩な表現

色や塗り方によって、様々な表情を出すことができます。

漆喰の種類別特徴

種類 特徴
本漆喰 耐久性が高く、古くから日本の伝統的な建物に使われてきた
土佐漆喰 ワラを混ぜて発酵させることで、独特の光沢と強度を持つ
琉球漆喰 耐久性が高く、沖縄の気候に適している
既調合漆喰 手軽に使える
イタリア漆喰 滑らかな質感と光沢が特徴
スペイン漆喰 荒削りで素朴な風合い
フランス漆喰 色彩が豊かで、多彩な表現が可能

漆喰を選ぶ際のポイント

建物の用途

住宅

店舗

オフィス

など、建物の用途によって適した漆喰の種類が変わります。

デザイン

古民家風の落ち着いた雰囲気にしたいのか、モダンな雰囲気にしたいのかなど、好みのデザインに合わせて選びましょう。

予算

漆喰の種類や施工方法によって、費用は大きく異なります。

地域性

地域の気候や風土に合った漆喰を選ぶことが大切です。

 

漆喰の特性と外壁塗装の必要性

漆喰のメリット

自然素材ならではの風合い、調湿性、断熱性、抗菌性

漆喰のデメリット

ひび割れ、風化、コケやカビの発生

外壁塗装の目的

建物の寿命を延ばす、美観を保つ、防水性・防汚性を高める

 

漆喰に適した塗料の選び方

シーラーの重要性

漆喰のアルカリ性を中和し、塗料の密着性を高める

透湿性塗料のメリット

漆喰の呼吸を妨げず、湿気を逃がす

自然素材系塗料

漆喰の風合いを損なわず、環境にも優しい

 

外壁塗装の注意点

左官職人の技術

漆喰の補修や塗装には、高度な技術を持った左官職人の手が必要です

塗装前の下地処理

ひび割れの補修、汚れ落としなど、丁寧な下地処理が大切

定期的なメンテナンス

塗装の寿命を延ばすためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です

お問合せ・お見積りはこちらから