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COLUMN

 コラム

2025.05.02

「うちの家、凹凸が多い?」複雑な形状の建物と外壁塗装の足場代を解説!

外壁塗装をご検討中の皆さまの中には、

「うちの家、他の家と比べて変わった形をしているな」

「凹凸が多くて複雑そうだな」

と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そして、

「こういう家だと、外壁塗装の足場代が高くなるのかな?」とご心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外壁塗装において、足場は安全かつ高品質な施工のために非常に重要です。

しかし、その形状によって足場の組み方が変わり、費用にも影響が出ることがあります。

今回の記事では、

凹凸が多い・複雑な形状の建物」が具体的にどのような建物を指すのか

なぜ足場設置が難しくなるのか

足場代にどう影響するのか

を分かりやすく解説します。

さらに、複雑な形状の建物でも足場代を適正に抑えるためのポイントもお伝えします。

ご自宅の外壁塗装を安心して進めるために、ぜひ最後までお読みください。

「凹凸が多い・複雑な形状の建物」とは具体的にどんな建物?

外壁塗装における「凹凸が多い」「複雑な形状」の建物とは、一般的に以下のような特徴を持つ建物を指します。

シンプルな四角い総2階の建物などと比較すると、足場を組む際に手間や工夫が必要になるケースが多いです。

総2階でない建物

1階と2階の大きさが異なり、2階の一部が張り出しているなど。

複数の屋根形状がある建物

切妻屋根だけでなく、寄棟、片流れなどが組み合わさっている。

出窓や張り出しが多い建物

外壁から突き出ている部分が多い。

ベランダやバルコニーが多い、大きい建物

特に複雑な形状のベランダなど。

玄関周りや飾りが多い建物

ポーチ部分が大きかったり、複雑な装飾があったりする。

狭小地に建っている建物

隣家との距離が非常に近い場合など。

狭小地 足場に関わる部分です)

傾斜地に建っている建物

地面が平坦でない場合。

これらの建物は、単純な箱形の建物に比べて、外壁の面積算出が複雑になったり、足場を設置する際に障害物が多かったりするため、「複雑な形状」と見なされます。

複雑な形状の建物で足場設置が難しくなる理由

複雑な形状の建物では、なぜ足場設置が難しくなるのか

費用に影響が出やすいのでしょうか。

そこにはいくつかの理由があります。

足場の設置面積が増える可能性がある

張り出しのある部分や複雑な形状の箇所に合わせて足場を組む必要があります。

単純な建物の外周面積だけでなく、追加で足場が必要になる場合があります。(足場のブラケットなどの特殊部材を使用することも増えます)

使用する部材が増える

張り出し部分を支えたり、高さを調整したりするために、通常の部材に加えてブラケットなどの特殊な部材が多く必要になることがあります。

組み立て・解体に時間と手間がかかる

凹凸や複雑な形状に合わせて足場を組むには、より細かく部材を組み合わせたり、慎重な作業が必要になったりします。

そのため、単純な形状の建物に比べて組み立てや解体に時間がかかり、人件費が増加する可能性があります。

狭小地の場合は搬入・搬出が困難

狭小地に建っている場合。

足場部材を運ぶトラックが近くまで入れなかったり、部材を一時的に置いておくスペースがなかったりします。

そのため、手運びの距離が長くなったり、搬入・搬出に手間がかかったりします。

隣家との距離が近い場合

狭小地で隣家との距離が近い場合は、部材の組み立てや解体、養生ネットの設置に制限が生じたり、隣家への配慮から作業効率が落ちたりすることがあります。

 

複雑な形状は足場代にどう影響する?

結論から言うと、凹凸が多く複雑な形状の建物は、シンプルな形状の建物に比べて足場代が高くなる傾向があります。

これは、前述の「足場設置が難しくなる理由」が直接的に費用に反映されるためです。

足場単価の割り増し

使用する部材が増えたり、組み立て・解体に手間がかかったりすることから、1平方メートルあたりの足場単価が通常よりも割り増しになる場合があります。

足場設置面積の増加

張り出し部分なども含めて足場をかける必要があるため、見た目の外周面積よりも足場をかける面積が増加することがあります。

追加費用の発生

特殊な工法が必要な場合や、部材の搬入・搬出に特別な対応が必要な場合などは、別途追加費用が発生することがあります。

このように、複雑な形状の建物では、足場代が全体の費用に占める割合が大きくなる可能性があります。

足場代 高くなるケース」として、複雑な建物の形状は典型的な例と言えます。

複雑な形状の建物でも足場代を抑えるためのポイント

複雑な形状だからといって、必要以上に足場代が高くなることを避けたいですよね。

ここでは、足場代を適正に抑えるためのポイントをご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

複雑な形状の建物の場合。

業者によって

足場代の算出方法や単価

追加費用の考え方

が異なることがあります。

複数の業者から詳細な見積もりを取りましょう。

比較検討することで、ご自宅の形状に対する適正な足場費用を知ることができます。

現地調査の重要性

必ず業者に現地調査をしてもらいましょう。

建物の正確な形状や周辺環境を確認してもらうことで、より正確な足場計画と費用算出が可能になります。

口頭や図面だけでは伝わりにくい複雑さも、プロの目で判断してもらえます。

工事内容の優先順位を検討する

外壁塗装以外に、雨樋や付帯部の補修なども同時に行うことが多いですが、必須ではない箇所について、足場が必要かどうかを業者と相談してみるのも良いでしょう。

補助金や助成金の活用

足場代そのものに直接適用される補助金は少ないですが、外壁塗装工事全体に使える補助金や助成金制度がある場合があります。

自治体などにお問い合わせてみる価値はあります。

(足場代を含む全体費用を軽減できます)

信頼できる業者を選ぶ

不明瞭な見積もりや、相場からかけ離れた高額な請求をする業者には注意が必要です。

複雑な形状だからといって不当に高い費用を請求するのではなく、適正な価格で質の高い施工をしてくれる、実績のある信頼できる業者を選びましょう。

「凹凸が多い」「複雑な形状」の建物は、外壁塗装の足場設置において、シンプルな形状の建物よりも手間や費用がかかる傾向があります。

これは、足場の設置面積が増えたり、特殊な部材が必要になったり、組み立て・解体に時間がかかったりするためです。

しかし、複雑な形状だからといって、過度に心配する必要はありません。

複数の業者から見積もりを取り、現地調査をしっかり行ってもらうことで、ご自宅の形状に合わせた適正な足場費用を知ることができます。

外壁塗装は、大切な建物を守るための重要なメンテナンスです。

複雑な形状の建物でも、適切な足場計画と、信頼できる業者による丁寧な施工によって、安全に、そして美しく生まれ変わらせることができます。

ご自宅の形状について、足場や費用に関してご不安な点がありましたら、ぜひ外壁塗装の専門業者にご相談ください。

プロの視点から、お客様のご状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

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